トピックス
第95回全国高校サッカー選手権大会 準々決勝&全国大会報告!
2017/01/17

創部以来、初の東京連覇を成し遂げた駒澤大学高等学校サッカー部。
2年連続、3回目の全国大会に挑戦しました。
これまでの2大会は、東京B代表となり、運良く「開幕戦」のカードを引き当て、開会式後のビッグマッチを戦ってきました。
今大会は、「東京A代表」となり、1回戦シードをいただきました。
よって、初戦は1月2日となり、短期決戦の選手権を勝ち上がるには有利な条件でした。
開会式

12月30日に行われた「開会式」
こちらも登録選手全員での入場は初めてで、30名の息の合った行進は立派なものでした。
いよいよ始まったな!という感覚と、この日に試合が無いことが不思議に感じました。
30日の開幕戦、31日の1回戦が行われていく中、調整を進めていくことも初めての経験でした。
2回戦


年が明けた1月2日、2回戦。いよいよ駒大高校の初戦を迎えます。
対戦相手は香川県代表の「高松商業高校」
全国出場22回を誇る香川の名門です。
会場は、お馴染みとなった「駒沢陸上競技場」
私たちにとって「ホーム」といってよい馴染み深いグラウンドです。
当日は6,000人近い大観衆。
駒澤の勝利を願ってくれる人たちも多く駆けつけてくださり、最高の舞台で試合が始まります。
試合は、初戦の影響もあってか、中々思うようなプレーが出せずにいました。
そんな中、後半に投入された#⑲米田泰盛のファーストタッチがゴールに結びつき先制!
このゴールが決勝点となり、1−0で辛くも初戦を突破します。
3回戦


翌、1月3日。選手権唯一の連戦となる3回戦。
対戦相手は、福島の強豪「尚志高校」を破って勝ち上がった、「山梨学院高校」
第88回大会で全国制覇を成し遂げたチームです。
ご縁があり、普段から交流のあるチームではありますが、駒大高校が初の全国大会に出場した時に0−1で敗れた因縁の相手でもあります。
選手以上にスタッフの気合が感じられました。
会場は、同じく「駒沢陸上競技場」
2回戦同様に、6,000人の大観衆の中、キックオフです。
試合はいきなり動きました。
前半7分。CKのチャンスにキッカーは#⑨長井虎之介。
正確なキックに反応したのは#⑤村上哲でした。
左サイドの二人による先制点でした。
すると、ここからゴールラッシュ。
CKのこぼれ玉に反応した#⑩矢崎一輝。
素晴らしい胸トラップから思い切り振り抜いた右足。強烈なボールはGKの手を弾きゴールネットを揺らしました。
2点目の歓喜に酔いしれる間も無く、3点目が生まれます。
またも矢崎一輝がゴール前に切れ込むと、#⑧栗原信一郎がワンタッチ。そこに抜け出た#⑦西田直也が冷静に決めました。
前半20分も経たないうちに3−0のスコア。
終始圧倒できた前半を終え、後半に。
後半もこの勢いは衰えること無く、セットプレーから#②髙橋勇夢のダメ押しゴールが決まり4−0の完勝!
監督も「出来過ぎ」と言った圧巻のゲームでした。
準々決勝


1月5日。いよいよ準々決勝です。
会場は、千葉県「フクダ電子アリーナ」
第89回大会は、フクダ電子アリーナで惜敗しています。
第94回の前大会もこの準々決勝で涙を飲んでいます。
因縁深い何かを感じながら、絶対に乗り越えなければいけない壁であるこの試合。
決して長くは無い準備時間を十分に使いながら、千葉会場に入りました。
今思えば、第94、95回の両大会を通じて、「駒沢」以外で試合をしたのは初めてでした。
いつの間にか、「ホーム駒沢」に頼ってしまっていたことを感じました。
対戦相手は、3回戦で苦しいPK戦を勝ち上がった「佐野日大高校」
埼玉スタジアムをかけた準々決勝が12:05にキックオフします。
試合は、駒澤がボールを保持し、佐野日大が守備を固める展開。
その固められた守備陣を中々切り崩せない状況がつづき、逆に一発のカウンターからあわや失点というシーンが何度か見られる前半でした。やはり、「40分」は早いです。
後半もこの展開は変わらず、押し続ける駒澤と、やらせない佐野日大という構図。
しかし、その守備陣をようやくこじ開けたのは、初戦のゴールを叩き込んだ#⑲米田泰盛でした。
後半22分、ロングフィードで前に運ばれたボールを#⑧栗原信一郎が折り返し、そのボールをゴールまで結びつけます。
米田の個人技が光る鮮やかなゴールでした。
ついに先制点!
歓喜に沸く駒澤!
しかし、その歓喜も束の間、ついに無失点を続けてきた駒澤守備陣が失点を喫します。
追いつかれるという初めての展開。
振り出しに戻った試合は、内容も振り出しに。
一進一退の攻防がつづき、時間はあっという間に過ぎていきます。
「これはPK戦も覚悟しなければ...」
こんな想いが頭をよぎります。
そして、アディショナルタイム。
試合が動きます。
動いてしまったと言った方が良いでしょう。
一瞬の隙をつかれ、まさかの逆転ゴールを許します。
厳しい時間の失点でした。
失点後、すぐにボールをセットするキャプテン髙橋勇夢。
1分あるか無いかの残り時間にかけます。
パワープレーに出て、猛攻をしかけますが、万事休す...。
駒大高校の選手権が終わりました...。
しばらく現実を理解することができなかった...。
ピッチで倒れこむ選手を見て、「負けたんだ」という事実が胸に突き刺さります。
4,134校の頂点に立てるのはたった1校。
全国の各都道府県を勝ち上がり、代表としてこの大会を戦っています。
改めて悔し涙を飲んだチームの苦しさを理解した気がします。
激戦区東京を連覇し、2年連続の全国出場。
そして、2年連続の全国8強。
結果としては十分に素晴らしいものです。
しかし、まだ上を目指していた私たちにとっては、この結果は悔しさが残るものでした。
埼玉スタジアムの壁、全国ベスト4はそう簡単にはいかないもの。
まだまだ力不足ですよ。
そう言われた気がしました。
選手権に際しましては、本当に多くの方から応援をいただきました。
見知らぬ方からもたくさん声をかけていただきました。
選手はその期待に応えようと、一生懸命戦ってくれました。
特に3年生には、2年連続で全国の舞台で活躍してくれたことに敬意を表します。
一生懸命戦ってくれた選手と、駒澤を応援して下さった全ての方々に感謝申し上げます。
熱い魂のこもった応援をいただき、本当にありがとうございました。
全国の舞台に立った駒澤の戦士たち

①鈴木 怜(GK.3年)
安定したセービングで、都大会を通じて6試合を無失点でおさえた。

②髙橋 勇夢(DF.3年)キャプテン
強いリーダーシップで、268名の部員をまとめた。全国大会でもゴールを決める右SB。

③佐藤 瑶大(DF.3年)大会優秀選手(2年連続)
空中戦の安定感は抜群!不動のCBとして高い守備力を見せた。

④齋藤 我空(DF.1年)
1年生とは思えない落ち着きで、駒澤の最終ラインを守った。今後の活躍に期待!

⑤村上 哲(DF.3年)
左サイドでアグレッシブな守備と思い切りの良いプレーが光った。

⑥武智 悠人(MF.3年)
ボランチとして何度となくセカンドボールを拾い、駒澤の攻守に貢献!

⑦西田 直也(MF.2年)大会優秀選手
ボランチとセンターバックを器用にこなす。全国初ゴールも生まれた!

⑧栗原 信一郎(MF.3年)
鮮やかなテクニックで今大会2アシストの活躍!

⑨長井 虎之助(MF.3年)
左足から蹴り出される安定したキックから何度もゴールチャンスを演出!

⑩矢崎 一輝(FW.3年)
駒澤の10番として躍動!緩急をつけたドリブルでゴールへ迫った。

⑪影山 克明(FW.3年)
2試合で先発出場!前線で体を張り、ボールを納めて起点を作った。

⑬小池 浩然(DF.3年)
2回戦では途中出場でキャプテンマークを巻いた。あきらめないプレーで勝利に貢献!

⑯服部 正也(FW.3年)
先発、控えで出場。前線からのプレスでチームの流れを作った。

⑱菊地 雄介(MF.3年)
途中出場でピッチに立ち、得意のドリブルでゴールへ迫った。

⑲米田 泰盛(FW.3年)
今大会での2ゴールは全て均衡を破るスーパーゴール!両足でチームを救った!

12番目の戦士たち
ピッチに立つことはできなくても、みな同じ方向を向いて戦う!
268名全員が駒澤の誇りを胸に戦いました!

268名全員が駒澤の誇りを胸に戦いました!
大会公式結果

セレクション・体験会のご案内
受験生の皆さまへ
2022.6.23 更新
2022年度「部活動案内」が
ダウンロードできます。
以下のページよりご確認下さい
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OB・OG会情報
【2022.12.12更新】
2023年のOBOG会総会は
コロナウイルス感染拡大防止のため
今年度も開催を中止します。
OBOG会に関する問い合わせはこちら
komafoot.obog@gmail.com
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